外形標準課税の講演会に参加してきました

6/30(月)に立教大学の山口教授の講演会に参加してきました。
今回の議題は「外形標準課税」
ひらたく言うと、中小企業への実質増税。大半の企業が法人税が大幅に増えてしまいます。
やはりこの増税に興味を持たれている経営者は沢山いるようで、
大勢の方が講演会に参加されていました。




では何故この外形標準課税を中小企業に課すことになるのか?
それは、法人税減税がおこなわれるからです。
その穴埋め分を中小企業からとるという事。
これは黒字企業だけでなく、赤字企業からもとることを示唆しており、
まさに中小企業にとっては厳しい課税です。
今の中小企業を取り巻く状況は



1、円安によるコストアップ
2、消費税8%へアップによる需要の冷え込み



このダブルパンチを受けており、かなり厳しい状況です。
ここからさらに、



3、消費税10%へアップ
4、外形標準課税



これが加われば、中小企業の経営はどうなってしまうのでしょう?
倒産の会社もかなり出てくるはずです。



それにこの外形標準課税の悪いの点は、社員の給料が直接法人税UPにつながる事です。
会社は法人税を抑えるために、社員の給料アップはおこないにくくなります。
これは凄く大きな問題で、日本の従業員の約7割が中小企業で働いています。
その社員たちの給料が上がらない・・。
これではデフレ脱却が出来ない!!
デフレ脱却こそが、安倍政権の目標ではなかったのか!!


この法人税減税による中小企業に外形標準課税を対象とすることは、
グローバルな大企業を優遇し、中小企業から搾取する。
更なる貧富の差を作る稀代の悪法であると断言できるのです。