衆議院議員 中谷元氏 の講演会に参加してきました

21日、衆議院議員 中谷元氏 の講演会に行ってきました。

テーマは


・TPP
集団的自衛権
この2点でした。


中谷氏は元自衛官という事もあり、今の日本を取り巻く状況など詳細な話が聴けました。
中国の海洋覇権は著しく、アメリカの軍事的影響力は低下しており、
日本も独自の防衛網を確立しないと中国の侵略を受けかねません。
実際、南シナ海ではフィリピン・ベトナムなどが侵略を受けており、
南沙・西沙諸島を実力行使で占領されています。
この状況下で日本がまず行う事は「集団的自衛権」を確立する事。
それが中国に対する抑止力になり、戦争防止につながります。
朝日新聞毎日新聞などは戦争の出来る国・若者を戦場へ、などと言っていますが、
戦争をさせない・若者を戦場へ送らない為にも「集団的自衛権」は必要だと思います。


それとTPP、これについては少しおかしいな?と思う話もありました。
尖閣諸島日米安保の適応範囲内と認めてもらい、米軍の力を借りて日本を守る為に
TPPの枠組みは必要との話がありました。
正直これには疑問を抱きます。
まずTPPは経済協定であり、軍事的なものではありません。
NATOのようなものを東アジアに作るというのなら賛成できますが。
それと、アメリカに尖閣が安保の適応内と口約束させることと、TPPによる日本経済の市場を開放
するとでは、あまりに日本が失うものが大きいです。
まるで、お菓子と松坂牛を交換している感じですよ!
更にシリアでもウクライナでもイラクでも兵士を派兵しない超内向きなオバマ大統領。
こんなアメリカに尖閣日米安保の適応内との口約束をもらっても・・、って感じです。
それに肝心のTPP交渉ではアメリカの譲歩を何か一つでも引き出せたんですかね?
日本は、農業・畜産・医療などでだいぶ譲歩させられているようですが、アメリカは何も無しですか?
であれば、アメリカの自動車関税は撤廃させてほしい。
もともとは「攻めるべきは攻め・守るべきは守る」と言っていたのだから!
オーストラリアとのEPA協定までは、かなり順調に進んでいる感じがして安心していたんですが、
オバマ来日辺りでかなり風向きが変わったように思えます。
譲歩するだけ譲歩して、更にアメリカ車の輸入枠のおまけ付き。なんてことのならない様にして下さい。