安全保障関連法案について思う事

今、通常国会で審議されている安全保障関連法案。
正直、私はこの法案は必要なものであると思っている。
戦後70年という節目で、世界のパワーバランスは大きく変わりつつある。
世界の警察として絶大なる「力」を示してきた、超大国アメリカが少しずつではあるが確実に弱まっている。
それに対し近年勢力を増している国と言えば、言わすと知れたあの覇権国家中国なのである。



日本は地政学上、この中国からの脅威を避けることが残念ながら出来ない。
今まではこの脅威に対し、日米安保条約を基本とした自衛隊・米軍が抑止力となり防いで来た。
決して「憲法9条」が守ってくれたのではない。
だが、アメリカ軍の後退によりそのパワーバランスが崩れようとしているのである。
今、ここで新たな体制構築に乗り出さなければ、10年後の未来には恐ろしい結果が待っているではないか!



日本人は本当に平和ボケしているとしか思えない。
「こんな平和な世の中なのに、中国が攻めて来る訳無いじゃん」
程度にしか思っていないのだろうか、
そんなことはない!
それは中国が行ってきた行為を観れば一目瞭然だ。
チベットウイグル内モンゴルに対する侵略、民族浄化
南シナ海に対する海洋進出。
中国は、自分より明らかに弱い国家に対しては徹底的に「力」でねじ伏せている。



ただ、自分より強い国には絶対手を出さない。
中国が日本に対して「力」を行使しないのは、日本がまだ中国より「強い国」だという事なのだろう。
だからこそ、中国は日本に対し内部からの切り崩しを図っている。
 軍隊を使わず魚船を使用した領海侵入
 反日左翼人を利用したプロパガンダ戦。
 日中議連などの左翼政治家を使った政治弱体化。
少しずつ確実に日本を弱らせ、日本が中国より「弱い国」になった時、恐ろしい侵略が始まるのだろう。



ただ、今の安倍政権は中国の侵略に対する政策を強く推し進めている。
これは安倍政権が今までの政権(とりわけ民主党政権)とはことなり、中国の脅威というものをよく理解している証拠だ。
 特定秘密保護法
 日本版NSCの設立
 集団的自衛権閣議決定
 訪米、上下院での演説
 そして今回の安全保障関連法案
等である。
これは日本を戦争が出来る国にする為に出来た法案では決してない。
これは侵略国家から国を守る為の「抑止力」なのである。



しかし、多くの日本人はその事に気付いていない。
テレビなどで流される
 若者を戦地に送るのか!
 憲法違反だ〜!
等のプロパガンダに乗せられているのではないか。
ここで日本人は今日本が置かれている状況をはっきり理解し目を覚ますべきである。
今は保守政治家である安倍さんが首相であるが、もし左翼思想の政治家が首相になってしまったら…
その時こそ日本は中国の属国となってしまうかもしれません。



日本という国が、日本人の為に永続させる為にも、
日本人は「メディアリテラシー」この能力を高めていく必要がある。
いついかなる時も、選挙で間違った選択をしない為に!
この通常国会を観て、痛感させられました。